☆おしばいかずら☆

通りすがりのごくごく普通のお芝居好きのブログでございますずら。

観劇感想☆2014.4.4  苺町『MISHIN いつものお花のカーディガン』@TORII HALL

過去の観劇の感想を書こう。
出来たばっかの記事の少ないブログを埋めねばですよ!!
ということで、今年の4月の観劇日記です。
直近で観たり、観に行ったりする予定のある作品に関わっている方等の作品から消化して行こうと思うのです。

ということで、今回の感想文はこちらです。

2014.4.4  苺町『MISHIN いつものお花のカーディガン』@TORII HALL

多分、2月22日にThE2VS2さんの舞台を観に行った際に挟み込まれていたチラシきっかけでの観劇だったと思います。
劇場挟み込みのチラシを見る→ネットで見てみる……が多いので、チラシは本当に大事だと思います。
劇場に来ている人は、一番、劇場に来てくれる可能性が高い人達だと思うんですよ。ちょっと脱線しましたね。


で、チラシを見て、チラシ可愛いなあ。チケット代も安めだし、行こうかなって観劇だった気がします。

初日の観劇でした。
金曜日の15時開演。土日が休みのお仕事ではないので、わりと平日の昼間の回のある公演は行きやすいです。夜は次の日が仕事でしんどいなとかって考えてしまったりもするので。

正直、お客さんの入り具合は微妙だった気がします。半分埋まってなかった気もします。
そして、冒頭にミニライブがあったのですが、カンペを見ながら&カンペを見ているのに間違う……みたいな感じだったので、若干、観劇に不安を覚えたりもしたのですが。
でも、本編はとても素敵でした。

以下、上演台本を見つつの感想文です。
台本あると感想書くのすっごい助かるので、台本は出してくださった方が嬉しいなと思うのです。

 


女の子ばかりの3人芝居でした。
舞台のセンターのお洋服のタワー。結構な量だったと思います。


自分は幸せでしょうがないけど、皆様はそうではないのでしょうか?


そう言い放つ新聞記者、それを呆れて聞いているメイドさん
実際にはろくな記事もかけていない、記事も書けていない、ネタはない、夢も希望もない。
街に来た理由を聞かれても、田舎はいいからだとくらいしか言えない。彼女も出来ない。
幸せだと口にしていても、なんの説得力もない。そんなものは記事にならない。

そんな新聞記者さんが、不思議な古着屋さんの不思議な店員さんに出会う話でした。

『あなたは地面にいないんですか?』
『みんな地面にいるのに、どうして服は地面にいたらいけないのでしょうか?』

この台詞のシーンが凄く好きでした。
地面に置いてある服を売る気なのかと、問い詰められての台詞。
なんか、ここで、
「あ、この人の作品は好きかもしれない」
と思ったのです。

古着屋の店主のミシンの服を人として扱う感じが凄く好きでした。
きっと、書かれた方も服が好きなんだろうなあと思いました。

新聞記者のアルフレドとミシンのやりとりの中の、
深く考えずに『好き』という言葉を使ってしまうミシンと、
それに振り回されるアルフレドは凄いベタベタだと思ったんですが、ベタベタなものを堂々と見せられると、清々しい気もします。

1時間以内にぎゅうっとまとまった、素敵な作品だと思いました。
高校演劇とかでやったら良さそうだなあ、春休み期間中なんだから、そういう層に見てもらえたりしたらよかったんじゃなかったのかなあとか思ったりもしました。